REPORT
司法書士事務所サイト実態レポート 2026
Web上で確認できた司法書士事務所のホームページ1,369件を実測。更新の状況、ページの規模、検索エンジンやAIに情報を伝える設定の実態と、検索の変化に向けて今から取り組みたいことを整理します。
今、なぜ発信が重要なのか
調査:LawPro Studio / 2026年9月版
対象:Web上で確認・到達できた司法書士事務所のホームページ 1,369件(掲載元:ho-log.com、独自URLに重複排除済み)
測定日:2026年9月26日(LawPro Studio計測)
本レポートは、司法書士事務所のホームページが外部に示している技術的なシグナルを直接測定した結果をまとめたものです。検索API・AI・有料サービスは使っていません。個別の事務所の評価や順位付けを目的とするものではなく、行政書士サイト実態レポート2026と同一の測定コード・シグナルを用いています。
調査の要点
- 更新日が分からない:61.7%(816 / 1,322サイト)。更新日を確認できた506件のうち、58.1%は1年以上更新なし。
- 3年以上更新なし:34.8%(176 / 506サイト)。更新日を確認できた506件のうち。最古の更新は22.0年前。
- サイトに到達できない:3.4%(47 / 1,369サイト)。移転・廃止・URL変更などの可能性があります。
- 掲載ページ数(中央値):22ページ。平均30.1ページ。
LawPro Studio独自計測、2026年9月26日。行政書士調査と同一シグナル・同一コード。更新日が分からないことは、未更新を意味しません。
司法書士事務所も、行政書士と同じ構造で更新が停滞しています。検索・AIの最低限の技術的な足場(robots.txt・sitemapなど)は多くの事務所が整えている一方、AIクローラーを明示的に受け入れている事務所はごくわずかです。
1. 調査の対象と方法
1-1. 対象
ho-log.com(type=scrivener-office 指定)に掲載された司法書士事務所 1,455件 から、独自ホームページURLを 1,447件(99.5%) 特定しました。計測対象1,405行から、支店が本店と同一URLである36行を除いた 1,369件 を独自URLの分析母数としています。
このうち、2026年9月の計測時点で正常に応答したのは 1,322件(96.6%) でした。応答しなかった47件は、移転・廃業・URL変更などの可能性があるため、更新状況・情報設定の分析からは除外しています。
| 区分 | 件数 |
|---|---|
| ho-log.com 掲載事務所 | 1,455 |
| 独自ホームページURL(重複排除後) | 1,447(99.5%) |
| 分析対象の独自URL(支店重複36件を除外) | 1,369 |
| 到達可能(分析の母数) | 1,322(96.6%) |
本調査は「ホームページを持ち、ポータルに掲載されている事務所」を対象としたもので、司法書士の登録者全体を代表するものではありません。行政書士サイト実態レポート2026(897件・別のポータル由来)と対象の性質は同じですが、掲載元・件数は異なります。
1-2. 測定した項目
行政書士サイト実態レポート2026と同一のシグナルを、検索API・LLMを使わずに直接取得しました。
- HTTPの
Last-Modifiedとページ内の更新日情報(最終更新日の推定) robots.txtとsitemap.xmlの有無- 構造化データ(schema.org / JSON-LD など)の有無
- OGP・meta description・canonical の有無
- トップページからたどれる内部ページの数
robots.txt内でのAIクローラー(GPTBot・ClaudeBot・PerplexityBot等)への言及
2. 更新の状況
2-1. 更新日を外部に示しているサイトは半数以下
到達可能な1,322件のうち、更新日を確認できたのは 506件(38.3%) でした。行政書士(19.0%)のおよそ倍にあたりますが、それでも半数に届いていません。サーバーの設定によって更新日が返されない場合もあるため、確認できなかったこと自体は「更新されていない」ことを意味しません。
2-2. 更新日を確認できたサイトのうち、半数以上が1年以上更新なし
| 最終更新からの経過 | 件数 | 割合(506件中) |
|---|---|---|
| 1年以上 | 294 | 58.1% |
| 2年以上 | 223 | 44.1% |
| 3年以上 | 176 | 34.8% |
| 5年以上 | 111 | 21.9% |
経過年数の中央値は1.5年、最も古いサイトの最終更新は約22.0年前でした。
3. 情報の量
トップページからたどれる内部ページの数は、中央値22ページ・平均30.1ページ でした。行政書士(中央値27ページ)よりやや少なく、登記・相続・法人設立といった業務案内が中心で、相談者の個別の困りごとに答える記事が少ない構成と考えられます。
4. 検索エンジンとAIに情報を伝える設定
独自URL1,369件を対象とした割合です。
| 項目 | 割合 |
|---|---|
| meta description | 82.2% |
| robots.txt | 63.9% |
| sitemap.xml | 61.4% |
| canonical | 58.5% |
| OGP | 55.9% |
| 構造化データ(schema.org) | 43.1% |
| robots.txtでAIクローラー(GPTBot等)に言及 | 0.29%(4件) |
基本的な設定(robots.txt・sitemap)は6割前後の事務所で整っている一方、事務所名・業務内容などを機械が読み取れる形で伝える構造化データは半数に届かず、AIクローラーの受け入れを明示している事務所は1,369件中わずか4件にとどまりました。
5. 検索の形が大きく変わりつつある
検索は、キーワードを入れてリンクの一覧から選ぶ形から、AIが質問に直接答え、その根拠となるページを示す形へと変わりつつあります。2026年8月にもGoogle検索で大きな変動があり、今後もさらに変わっていくと考えられます。
こうした変化の中では、次のようなサイトが回答の根拠として選ばれやすくなります。
- 相談者の具体的な困りごとに、1ページで明確に答えている
- いつ時点の情報か、根拠となる一次情報はどこかが示されている
- 事務所の専門分野・対応地域・相談方法が、機械にも読み取れる形で整理されている
今、相談の案件が十分にあるからといって、この先も安心とはいえません。 検索の変化は、これまで見つけてもらえていた経路そのものを変える可能性があります。
LawPro Studioは、2027年に向けて、今から次の対策を強化することをお勧めします。
- 得意分野に絞って、相談者の困りごとに答える記事を継続して発信する
- 記事に更新日と一次情報の出典を示し、情報の鮮度を保つ
- 事務所の情報を、検索エンジンやAIが読み取れる形で整える
6. LawPro Studioの支援
LawPro Studioは、忙しい士業のためのAI集客基盤です。
- 相談者の困りごとが分かる:検索需要マップで、相談者が探しているテーマを確認できます。
- 困りごとへの答えを示せる:AIが分野ナレッジを参照して記事の下書きを作り、専門家は確認して仕上げるだけです。
- 専門家としての信頼が高まる:得意分野の専門情報サイトに、更新日と出典を備えた記事が積み上がります。
*本レポートは、LawPro Studio(運営:Spluc合同会社)の独自調査です。数値は計測時点のもので、サイトの状況は変わることがあります。推定を含む記述はその旨を示しています。*